愛してる…ただ、それだけ…



「明日、何の日か知ってる?」



同級生の梓が言う。



「んーと。何の日だっけ?」



「明日は、ジャーン!」



そういって梓は袋を差し出す。



どこかの雑貨屋さんのものだ。



「何?何だっけ。」



「もぅ。明日は朱里の誕生日だよ?おめでと!」



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