消えない歌を消さないように
(あのハゲ校長…桜が…)

「いよう!!麻理」

「直輝…朝礼中だよ」

じぃぃぃぃぃ~~~~

「やばっ」

「おぉ怖い怖い」

「ばか!!」

「…~~で」

「セーフ」

「セーフじゃねぇよ」

直輝の赤茶の髪が

桜風になびかれ

良い香りがする

「…?なに」

「べ…別に」

「やっぱ俺に心残りが「だまれ」

「…ねぇ」

「あによ」

「もう一度さ付き合いたい」

「…転勤が無くなったら…ね」

「・・・・・・・・」

「静かにならないで」

「うん」

こんな日常が続いて

もう直輝とは



会いたくないよ

でも

あの

歌を歌いきるには

365×3日

一緒にいたい


いないと




  歌いきれないから

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