いつだってマーメイド
昼休みになった。
涼に靴箱に呼ばれている。


ちなみに給食時間はとてもきまずかった。
給食の班メンバーはあたしと市原、涼とあゆの4人。

涼とあたしがどんよりしてたから
あゆと市原は気を使ってくれたのか
2人ともおとなしく給食を食べていた。


あゆが耳もとで
どうかしたの!?
と言ったけど、何でもないと首を横に振った。
この時はごまかせたけど。

どうしよう。
昼休みはいっつもあたしとあゆは一緒に居たから、
今日いきなり遊べないなんていったら
絶対怪しまれる。

どうにかしてごまかさないと・・!
あたしたちは机が前にひかれ、すっぽりとした教室の
すみにたっていた。


『・・愛理、なんかさっきから変。』
あゆが心配そうにつぶやく。
『ごめん・・。そんなつもりは・・。』
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