いつだってマーメイド
『うん、あたしにできることなら・・!』
こういって前髪をととのえた。

髪、変じゃないかな。。

今日クリームいっぱいつけてきたから
まだベトベトになってるかも。やだやだ!
そしてこんな呑気なこと思ってるあたしに、
涼はとんでもないお願いをあたしに頼むのだった。




『一つ目。荒木さんの誤解をとくこと。』
『OKOK~。余裕余裕。涼、まじごめんね・・。』
あははと笑って涼はいいよっていってくれた。
優しい涼。
本当大好き。


『じゃあ二つ目~。お前の好きなやつ教えて。』


いなずまが体をずばっと通りぬけた感じがした。
『えっ!?』
そんな・・
好きな人・・
あんたなんですが!!?


言えるわけないじゃん。


前言撤回。
涼は優しくなんかない。意地悪だ。
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