いつだってマーメイド
分かった?
あたしが涼のこと好きってことを?
涼の頬が赤く染まる。

ちょ、何気てれてんの!?キモッ!


『多分涼が思いついた人であたってるよ・・・。はあ・・。』
恥ずかしい。
走って靴箱にもどろうとしたけど、
涼に手をとられる。


『お前、市原が好きだったのか!!!』




は・・?
はあ~!?
げ、げえー?
何でー!?
何でそうなっちゃったの!
違う違う・・。市原なんか!

乙女にむかって、歯に青海苔なんていう男!
好きどころか嫌いですが。



・・でもここで違うっていったら
さすがに自分って気づくかも。
ど、どうしよー・・・。

『あっはっは、仲良くはなしてたしな!いちはらと。
頑張ってアタックしろよなー。っていうかお前今朝
失恋したばっかって言ってたけどそれ何?まあいっか!んじゃ俺はこれで。』
え・・・。
ええ!?
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