いつだってマーメイド
あゆは男子とはあんま話すタイプじゃないし~・・
ということは女子?

っていっても誰か見当も付かない。
休み時間はべっとりあたしといるし、他に仲のいい女子なんて・・!

はっ!!まさか、あゆのやつ涼としゃべってたりして?
涼、あたしよか早く校舎はいてったし・・。

それだけは勘弁!
ガラガラガラ――

『あ、あゆ!?』
ハァハァ・・苦しい息を必死で抑えた。
『あー、愛理どぉだった!?…あ、この話は放課後しよっか。。
あたし今恋海ちゃんと話してたんだ!愛理もどぉ~?』
『え・・』

あゆの後ろには栗田さんがひょっこり顔をのぞかせていた。

なんだろう・・。
あゆの言葉がひっかかる。

‘愛理もどぉ?’・・。
‘愛理もどぉ?’
‘愛理も・・’

何か言い方が気に入らなかった。
もっと、こう・・。
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