いつだってマーメイド
しどろもどろするあたしに栗田さんはにっこりとまあるい笑顔で対応した。
お、大人!


そして、栗田さんのピンクの唇が開いた。
『あたしのことは呼び捨てでいいよ!普通に恋海でもいいしー、このとかでもOK!』


・・結構明るいキャラじゃん。
みんなのまえではもじもじしてたからもっとおとなしいとおもってたけど・・!
『まじい?じゃあ・・恋海(このみ)で!あたしもあゆでいーよっ。』
あゆまでテンションあげあげだ!
あたしも乗るしかない。

『あたしも!あたしも恋海って呼ぶね!!』
パンッと恋海が手を叩いた。
『分かった!じゃあ、あゆって呼ぶね。山下さんは・・
愛ちゃんでいい?愛理って名前でしょー?あ、愛理っちでもいいけど・・』
『愛ちゃんでいーよっ!(愛理っちは勘弁。)』
『じゃ、愛ちゃん決定~!』



恋海・・かわいい・・。
学年トップ狙えるかも?
あゆも目が大きくて髪がさらさらでかわいいし・・。


この3人の中じゃあたしがダントツでブスじゃん!
へこむ~・・。



『ねえ、恋バナしない?』
にっこりして言ったのが恋海。
『さあんせ~(賛成)』
きゃあきゃあ跳ねてるあゆ。
< 116 / 132 >

この作品をシェア

pagetop