いつだってマーメイド
『うーん・・』

あゆが顔をしかめて言う。


『急な事情とかじゃない?家が家事で燃えちゃったとか!』


『ええー!?それはかわいそう!』

まあそれは置いといて・・

転校生がくるって、

ちょっとドキドキする。どういう子かな?友達になりたい。

女の子だといいな!でも男の子でもいいけど。心の中の期待がふくれる。

男の子の場合、とびっきりかっこいいのが条件で。






『ちょっと愛理!!』


突然あゆが叫んだ。


必要以上に大きな声で。


(こんな大きな声出さなくても聞こえてますけど・・)
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