いつだってマーメイド
ドスンと音を立てて陽菜がしりもちをついた。

陽菜ちゃん・・こけてるし!

地面コンクリートなのに痛いって。
『ちょ、陽菜ちゃん大丈夫!?』
上からのぞくようにしていった。

陽菜ちゃんはしばらくいたたた・・とお尻を押さえて
顔をゆがめていたけど
『あはは、陽菜ってドジィ~。イチョウのじゅうたんのおかげで全然痛くないけどね!』
といって笑ってきた。
『え、そんなにイチョウ積もってるの?』
『うん!もっさりだよ~なんかしめってるのが気になるけど。』


うそ!?
確かにイチョウはつもってる。
けど・・

『もしかして!!陽菜ちゃん、たって!!』
陽菜ちゃんがびっくりして、すばやく立った・・。
『『あったああ~!!』』
陽菜ちゃんの足元・・。


泥だらけの雑巾がそこにはあった。
イチョウが少しついててちょっぴり汚い。
あたしと陽菜ちゃんは顔を見合わせて笑った。
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