いつだってマーメイド
『ところで、俺顔赤くねえ?なんか熱いんだけど・・』
涼が言葉をひそめていった。
『真っ赤も真っ赤。あんたやばいよ。』

少し大げさに言ってやった。

涼はぎゃーっ!と、手で顔を隠した。

『あはは、本当真っ赤だよ?どうしたの~?』
市原が会話に混じってくる。


なんかおっとりしてるなあ?意外と。

『い、いやちょっとコレは…。朝から熱で!だりぃ~』


必死な涼。


『あれ~小原君て熱あるの?確かに顔真っ赤!保健室いかなくていいの~?』
あゆが入る。
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