いつだってマーメイド
市原・・
むかつく男NO1


『もういい、あゆ、他の場所いこ!』
あたしはおどおどしてるあゆの手をひっぱり教室を出た。


涼は少し悲しそうにこっちを見ていたけど…。
ふん、いいザマ!

それから水道のところまで歩き、
壁に背中をついたときあゆが話し出した。


『ねえ、思うんだけど市原君って愛理のこと気になってるんじゃないの?』
『っぶ!それ本気で思ってるわけ~?』
ありえないありえない!
まじで笑える。
あんな仕打ちにあったのに。
(しかも転校初日で好きになるとかありえないし。)

『だってそうだよ。愛理にめっちゃ話しかけてるじゃん!』
『そーれーは。隣の席だからじゃないの?』
『一理あるかも。』
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