いつだってマーメイド
{信用して言ったんだからな}

涼の言葉が頭をよぎった。





そして2人は教室に静かに入り、静かに席についた。
何となく重い雰囲気がそこにはあり、
何故かみんな黙っていた。

その時、涼の大きな手だけが後ろを向いて
何かを私の机に置いた。
白い紙…
それは4つに折りたたまれた白い紙だった。
涼・・・。



恐る恐るその紙を開くあたし。
『っ!』
< 86 / 132 >

この作品をシェア

pagetop