いつだってマーメイド
は~。


よかった・・間に合うし、楽!

クソバカ翔!帰ったらおしおきだ。

お母さんはちょっと見直した。




 
しばらく車に乗り、通学路の途中の三つ葉町交差点でおろしてもらった。

みんなに、車でいってるのをみられたくないしね。

あの人自分の足で学校にもいけないなんて・・と思われたら終わり。

ゆっくりとドアを開けて車を出た。


『お母さん、ありがとう!家に帰ったら翔をぶんなぐってやっといてね!』

『え?さっきから何のこと?』


お母さんは理解してないみたい。でも、まあいい。

とりあえず、あたりを見回す。


今車からおりたの、誰も見てなかったよね。

安心安心。

さて・・

とりあえず遅刻はしないかな。


お母さんの車が見えなくなるのを確認した後、学校に向かって歩き出した。





タッタッタッタ・・
後ろから誰かはしってきてる。
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