【 LOVERS 】
第二夜
募る想い
あれから電話しようと
何度携帯の繭という文字を
見ただろう?
繭メールとかするのかな?
何だこいつとかって
思われない?
秋葉原行こう!って・・・
繭、普段何やってるんだろう?
仕事中だったら迷惑だろうし、
嫌われるのはいやだ。
結局かけれないまま
1週間が過ぎた。
手の上で氷を砕いていると
『痛っ!』
手の平に血が滲む…
それをただ見つめていると
「稜くん血がでてる!!!」
茜ちゃんの声で我に返る。
自分でやると言うのを
無視して茜ちゃんが、
スタッフルームで
僕の手に包帯を巻いてる。
「大丈夫?痛くない?」
『全然平気だよ。こんなの』
自分の手を見ながら茜ちゃんに言う。
「何かあったの?最近、
稜くん何か悩んでるみたい。」
そんなにわかりやすい・・・?
一応仕事はまじめにやってた
つもりなんだけどなっ。
『んん~別に』と普通に流した。
えっ?
茜ちゃんはまき終えた
包帯を巻いた手を両手で握ってる。
「私わかるよ。ずっと見てたから
・・・私・・稜くんの・・」
スッと手を引き、
『ありがとう。もう大丈夫だから』
と、左手を動かす僕。
『じゃぁ、戻るね』と部屋をでた。
何度携帯の繭という文字を
見ただろう?
繭メールとかするのかな?
何だこいつとかって
思われない?
秋葉原行こう!って・・・
繭、普段何やってるんだろう?
仕事中だったら迷惑だろうし、
嫌われるのはいやだ。
結局かけれないまま
1週間が過ぎた。
手の上で氷を砕いていると
『痛っ!』
手の平に血が滲む…
それをただ見つめていると
「稜くん血がでてる!!!」
茜ちゃんの声で我に返る。
自分でやると言うのを
無視して茜ちゃんが、
スタッフルームで
僕の手に包帯を巻いてる。
「大丈夫?痛くない?」
『全然平気だよ。こんなの』
自分の手を見ながら茜ちゃんに言う。
「何かあったの?最近、
稜くん何か悩んでるみたい。」
そんなにわかりやすい・・・?
一応仕事はまじめにやってた
つもりなんだけどなっ。
『んん~別に』と普通に流した。
えっ?
茜ちゃんはまき終えた
包帯を巻いた手を両手で握ってる。
「私わかるよ。ずっと見てたから
・・・私・・稜くんの・・」
スッと手を引き、
『ありがとう。もう大丈夫だから』
と、左手を動かす僕。
『じゃぁ、戻るね』と部屋をでた。