【 LOVERS 】
第三夜
援助交際
繭っと会って
3ヶ月が過ぎた頃
僕は偶然見てしまった。
うちのバーに来た後、
上の階に2人で上がって
行くところを、
エレベーターに乗る前
彼の手が繭の腰に伸び、
繭はさりげなくそれを解いた。
その姿を見た時、妙に納得した。
相手の男は、前に一度打ち上げ
の時にいたあの芸能人だった。
売れっ子脚本家に
売れっ子アイドルかっ。
お互い忙しくてあんまり
会えないから
繭は僕を遊び相手に選んだのだと
勝手に解釈した。
少し、ヤキモチも焼いたけど
お似合いだなっと思った。
繭は彼氏の話をしないから
僕はそのことに何も触れなかった。
久しぶりに奈央さんと
代官山のカフェで
お茶した後、
信号待ちをしてる前を
派手なオープンカーが通りすぎた。
乗ってる男も派手だったけど
その横に・・・繭?
他人の空似?
僕が繭を見間違えるだろうか?
でも繭があんな派手な人と
一緒にいるのが不自然に思えた。
人違い・・・だな(笑)
繭のことばっかり考えるから?
繭なわけない。
その事が
頭の隅に消えかかった頃・・・
僕はまた見てしまった。
3ヶ月が過ぎた頃
僕は偶然見てしまった。
うちのバーに来た後、
上の階に2人で上がって
行くところを、
エレベーターに乗る前
彼の手が繭の腰に伸び、
繭はさりげなくそれを解いた。
その姿を見た時、妙に納得した。
相手の男は、前に一度打ち上げ
の時にいたあの芸能人だった。
売れっ子脚本家に
売れっ子アイドルかっ。
お互い忙しくてあんまり
会えないから
繭は僕を遊び相手に選んだのだと
勝手に解釈した。
少し、ヤキモチも焼いたけど
お似合いだなっと思った。
繭は彼氏の話をしないから
僕はそのことに何も触れなかった。
久しぶりに奈央さんと
代官山のカフェで
お茶した後、
信号待ちをしてる前を
派手なオープンカーが通りすぎた。
乗ってる男も派手だったけど
その横に・・・繭?
他人の空似?
僕が繭を見間違えるだろうか?
でも繭があんな派手な人と
一緒にいるのが不自然に思えた。
人違い・・・だな(笑)
繭のことばっかり考えるから?
繭なわけない。
その事が
頭の隅に消えかかった頃・・・
僕はまた見てしまった。