【 LOVERS 】
僕は眠れないまま
・・・朝を迎えた。
熱があったことも
すっかり忘れていた。
外にでるとヒンヤリとした
冷たい空気が心地よく感じた。
多分感覚が少し
おかしかったんだと思う。
僕は缶コーヒー片手に、
近くの公園のベンチに
腰をおろした。
ハァ~・・ため息をつく
と口から白い息がでる。
缶コーヒーをカイロ
代わりに両手で握る。
もし・・・繭が通らなかったら
昨日のことは忘れよう。
もし・・・繭が通ったら?
待ち伏せみたいなことして
矛盾してるけど
繭がここを通らない
ことを祈っていた。
ベンチの上に
片膝を抱え顎をのせ
公園に目をやると、
本当に小さな公園で
ブランコと滑り台の下に砂場
後はジャングルジム。
この近辺で子供を
遊ばせるのって教育上
よくないんじゃないの?
なんて普段考えないことを
思って笑ってしまう。
「稜・・・?」
その声に瞬間、顔が凍りついた。
・・・朝を迎えた。
熱があったことも
すっかり忘れていた。
外にでるとヒンヤリとした
冷たい空気が心地よく感じた。
多分感覚が少し
おかしかったんだと思う。
僕は缶コーヒー片手に、
近くの公園のベンチに
腰をおろした。
ハァ~・・ため息をつく
と口から白い息がでる。
缶コーヒーをカイロ
代わりに両手で握る。
もし・・・繭が通らなかったら
昨日のことは忘れよう。
もし・・・繭が通ったら?
待ち伏せみたいなことして
矛盾してるけど
繭がここを通らない
ことを祈っていた。
ベンチの上に
片膝を抱え顎をのせ
公園に目をやると、
本当に小さな公園で
ブランコと滑り台の下に砂場
後はジャングルジム。
この近辺で子供を
遊ばせるのって教育上
よくないんじゃないの?
なんて普段考えないことを
思って笑ってしまう。
「稜・・・?」
その声に瞬間、顔が凍りついた。