【 LOVERS 】
「稜、もう大丈夫なの?」
とバーカウンターに座る繭。
よかった普通だ・・・
『うん。全然平気』
繭は普段1人でこういう店に
はこない。
僕のことを心配してくれた
ことがわかって嬉しくなる。
コトッ―
繭の前の照明の上に
バーボンを出した。
「じゃあ、一杯だけ」
と繭が口に運ぶ
僕はその様子を眺めていた。
カランっとガラスの中の氷が
動いたかと思うと
ドクン――
えっ?
繭の口から雫がこぼれ、
首筋に流れた・・・
「こぼしちゃった」
クスッと繭が笑い、手で口元を拭う。
『あっ、これ・・・おしぼり!』
と繭に慌ててそれを手渡した。
その後、僕はなぜだか
繭から目が
離せなくなってしまった。
繭と目が合う
ちがう・・・
僕がずっと見てるからだ。
その度、繭は「?」って
顔をする。
繭の目
繭の唇
繭の指先
繭の髪の感触って
僕は・・・
繭に欲情して・・・る?
繭が帰った後もしばらく
心臓がドキドキしていた。
そして・・・
とバーカウンターに座る繭。
よかった普通だ・・・
『うん。全然平気』
繭は普段1人でこういう店に
はこない。
僕のことを心配してくれた
ことがわかって嬉しくなる。
コトッ―
繭の前の照明の上に
バーボンを出した。
「じゃあ、一杯だけ」
と繭が口に運ぶ
僕はその様子を眺めていた。
カランっとガラスの中の氷が
動いたかと思うと
ドクン――
えっ?
繭の口から雫がこぼれ、
首筋に流れた・・・
「こぼしちゃった」
クスッと繭が笑い、手で口元を拭う。
『あっ、これ・・・おしぼり!』
と繭に慌ててそれを手渡した。
その後、僕はなぜだか
繭から目が
離せなくなってしまった。
繭と目が合う
ちがう・・・
僕がずっと見てるからだ。
その度、繭は「?」って
顔をする。
繭の目
繭の唇
繭の指先
繭の髪の感触って
僕は・・・
繭に欲情して・・・る?
繭が帰った後もしばらく
心臓がドキドキしていた。
そして・・・