【 LOVERS 】
僕は別れ際、奈央さんに
『奈央さん、ちょっと
抱きしめてくれない?』
と言ったら
「ハッ?!HUG??
・・・ていうか、
普通抱きしめていい
て聞かない??逆なの?
ハァ~・・・
男にまで抱きしめてくれって
言われるようになったら
お終いねっ。」
と言い「おいで」と
いやらしさもなく両手を広げた。
奈央さんに抱きしめて
もらうと汚れた自分が
浄化されるような気がした。
『奈央さん・・・
好きな人がいるんだ』
「うん。」
『奈央さんの時とは
違う好きなんだ』
「うん。」
『でも傷つけあうことしか
出来なかった気がする』
「そう・・・
でもそれがわかってるなら
もう大丈夫だよねっ」
『うん・・・』
『・・・奈央さんってお母さんみたい』
「ハッ?!」
『知らないけど・・・きっとこんな感じ』
「やめてよ!
こんなでかい子いないから!」
『ありがとう。奈央さん』
「・・・いいけど。お母さんはちょっと・・・
樹にも言われたんだけど。」
奈央さんはお母さんと
言われたことがショックみたいで
最後まで
「あのお母さんじゃなくて、
お姉さんてことで手を打たない?」
と言っていた。
確かに奈央さんをお母さんに
するには若すぎるけど
そういう意味じゃないんだけどね(笑)
僕は体の傷が消えたら
繭に連絡しようと決めた。
『奈央さん、ちょっと
抱きしめてくれない?』
と言ったら
「ハッ?!HUG??
・・・ていうか、
普通抱きしめていい
て聞かない??逆なの?
ハァ~・・・
男にまで抱きしめてくれって
言われるようになったら
お終いねっ。」
と言い「おいで」と
いやらしさもなく両手を広げた。
奈央さんに抱きしめて
もらうと汚れた自分が
浄化されるような気がした。
『奈央さん・・・
好きな人がいるんだ』
「うん。」
『奈央さんの時とは
違う好きなんだ』
「うん。」
『でも傷つけあうことしか
出来なかった気がする』
「そう・・・
でもそれがわかってるなら
もう大丈夫だよねっ」
『うん・・・』
『・・・奈央さんってお母さんみたい』
「ハッ?!」
『知らないけど・・・きっとこんな感じ』
「やめてよ!
こんなでかい子いないから!」
『ありがとう。奈央さん』
「・・・いいけど。お母さんはちょっと・・・
樹にも言われたんだけど。」
奈央さんはお母さんと
言われたことがショックみたいで
最後まで
「あのお母さんじゃなくて、
お姉さんてことで手を打たない?」
と言っていた。
確かに奈央さんをお母さんに
するには若すぎるけど
そういう意味じゃないんだけどね(笑)
僕は体の傷が消えたら
繭に連絡しようと決めた。