【 LOVERS 】
「そう・・・稜とするんだったら
500万かな?
オレは強引な人は嫌いだから」
オレの体には見えない
ところにもキスマークが
残っていた。
その間他の客はとらない。
でもあの時は、
それを稜が見たら悲しむと・・・
そして、
稜の真剣な想いを受け入れ
られないなら拒絶した方が
優しさだと思った。
金でオレを買うことによって
稜はもっと傷つくと知っていた。
稜はフッと笑ったかと思うと
冷たい顔をして
『500万って・・・
どんだけ自分に価値があると
思ってるの?
僕のことがそんなに嫌い?
そんなに・・・?』
とオレの胸に頭をつけた。
「・・・稜?」
稜は顔をあげると
その目にいっぱい涙をためて
オレを睨むと
『・・・繭なんて好きじゃない
繭なんて嫌いだよ・・・
繭なんて大嫌い!!』
そう言って出ていってしまった。
結局・・・オレは稜を傷つけた。
あの時何て言ってあげれば
よかったんだろう・・・?
500万かな?
オレは強引な人は嫌いだから」
オレの体には見えない
ところにもキスマークが
残っていた。
その間他の客はとらない。
でもあの時は、
それを稜が見たら悲しむと・・・
そして、
稜の真剣な想いを受け入れ
られないなら拒絶した方が
優しさだと思った。
金でオレを買うことによって
稜はもっと傷つくと知っていた。
稜はフッと笑ったかと思うと
冷たい顔をして
『500万って・・・
どんだけ自分に価値があると
思ってるの?
僕のことがそんなに嫌い?
そんなに・・・?』
とオレの胸に頭をつけた。
「・・・稜?」
稜は顔をあげると
その目にいっぱい涙をためて
オレを睨むと
『・・・繭なんて好きじゃない
繭なんて嫌いだよ・・・
繭なんて大嫌い!!』
そう言って出ていってしまった。
結局・・・オレは稜を傷つけた。
あの時何て言ってあげれば
よかったんだろう・・・?