Summer Love
「な、なんで、しょ、うかああ?」


やばい!!!これは確実に告白だああ!!


ドキン、ドキン、ドキン、ドキン・・・


心臓がはち切れそうなぐらいスピートを上げた。


「ここじゃ、話にくいんで・・・

屋上に来てもらえますか?」


「あ、えと・・・はいい」


「それじゃっ。早く屋上にいきましょうっ」


ギュッ


えっ・・・。その男の子は、あたしの手を

ギュッと握って、走り出した。


その子の手は、思ったよりも大きくって

・・、“男の子なんだな”って、あらためて

感じた。


背も、あたしより小さいかな?

って思ってたけど、よく見ると結構高い。


あたしは、男の子に繋がれたその手が

どんどん熱くなっていくのを感じた。

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