恋愛の国のありす
ありす!?
「なんか…久しぶりだね、愁くん」




「だな…」




「幼稚園の時、あたしの方が大きかったのに、いまでは全然違うよ」




「はは。そりゃそうだよ」




「愁くんと同じ部屋なんて、なんかきまずい」




「俺も。昔好き同士だったからなぁ?」




「…今は、どうなのかな?(ボソッ)」




「え?なんて?亜音ちゃん声小さい(笑)」




「ねえ、愁っていっていい?」




「どうぞ~。じゃあ俺は…」




「亜音がいい」




「あ、のん…。なんかカップルみてー!!」




「ははっ。で、部屋ってどこ?」




「5階の503」




「え、じゃあ真ん中なんだ」




「そう♫だから周りの奴らと集まるときは、いつも俺の部屋。いままで1人だったしね?」




「あ、そっか。じゃあ愁の範囲せまくなる」




「いやいや。俺がいままで独占してただけだし。」




「うん…」




「おっ。着いた着いた!ここだよ~」
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