恋愛の国のありす
え…。




「ひっろーい!!すっごいよ~」




「そう?亜音の部屋、そこだから」




わお。めちゃ広いじゃん∑




なんてゆーか、ヨーロッパっぽい?




まぁ、行った事ないけど。




けっこう洋風な感じ。




「亜音~。お前宛に手紙届いてるぞ~」




え、あたし!?




入学したばかりなのに?




「はい」




「ありがと…。開けるね」




「おぉ」




[こんにちは。

今回はご編入おめでとうございます。

さて、話は変わりますが、我が校には生徒会の変わりに“ありす”というものがあります。

詳しくは今日の午後4時に、ありす室に来てください。]




「・・・。・・・・・・・・・ありすってなに?」




「亜音、これすげーよ!」




「へ?なんで?」




「これって、学年に一人(女子限定)しかなれないんだ!!」




「え、じゃあ何であたしに・・・・・・?」




「そりゃあ、亜音がかわいいからだ・・・、ろ・・・」






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