俺様王子のヒ・ミ・ツ

ピンポーン


そんな時誰かが来た。



「幸人~

 ここにいるのはわかっているのよ

 
 文化祭に出ないなんて何を考えて
 いるの!!」



ドアの向こうからそんな声が聞こえた。



ばあさんだ・・・




俺はしょうがなくドアをあけた。




「これから行きますよ。


 スーツの準備が少し手間取って
 しまって・・・」


俺はすこし笑いながらばあさんに
言った。


「じゃあなるべく早く行きなさいね


 今年はあずささんに公開告白も
 しなきゃならないんでしょ


 あたしも楽しみに見せてもらうわ


 じゃあこれで。」



そう言ってばあさんはドアをしめた。



ばあさんまで俺が告白すると思っている・・




  


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