俺様王子のヒ・ミ・ツ

休憩しに帰ってきた幸人の体はもう
ボロボロだった。


あたしは、帰って来る言葉がわかって
いてもいってしまった。


「幸人。
 
 熱があるんでしょ。」



「ねぇーよ!!」




やっぱり。
絶対ない。とは言うとは最初から思って
たんだけど・・・



「本当のこといいなさいよ。

 熱、あるんでしょ!!」



「そうだよ。

 お願いだから、絶対に先生だけには
 言わないでくれ。
 
 頼む!!」



「わかった。

 先生には今は言わない。

 
 でももし、幸人が次のゲームをとれなくて
 明君と同点になったらもう先生に言って、
 試合をやめさせてもらうから。」




これが今あたしが一番出来ること。









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