三度鳴くまでに…



「あなたは何を望んでいるの?」


少女は紅茶を一口含み、彼女を見て問う。


「な、にが……?」


彼女は震える声で返す。


「あなたがここに来たということは、望みがあるから。
望みが無ければここにはたどり着かないよ。」


少女は涼しげな顔で言った。






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