三度鳴くまでに…



無意識にギュッと胸元の黒猫を握り締める。


あいつらは私と同じ苦しみを味わえばいいのよ。

『誰でも良いからあいつらに私と同じ苦しみを与えて』


そう思いながらさらに黒猫を握る。


本当にそうなったら…。


そう考えると笑みが止まらなかった。


あぁ、明日が楽しみ。


彼女はそう思うたびにほくそ笑みながら、一日を過ごした。






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