家族姫




『祐未!!祐未いるか?』




聞こえてきたのは親父の声。




「なんですか?」



『祐未。今どこだ?』



「しりません。」



『犯人は?』



「ゆうきって言うそうです。
そして今は外出中ですけど。」





どれも敬語で話す。

こんな奴他人と一緒だっつーの。





『そっか。祐未お前は無事なのか?』





え?あたし心配されてんの?



なんか少し嬉しいかも。




「だ。大丈夫です・・・・。」


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