世界の果てで、恋の続きを。【先生×生徒】
「……とーこ。
それじゃミナトの思うままじゃねーか。お前、いつまでもあいつに縛られててもしょうがないだろ?苦しくないのか」
「ううん。むしろ、幸せ」
「俺は、そんなつもりで、とーこ。お前を助けてなんかない。
とーこには、幸せになって欲しいと思ってたんだ」
「だから、今あたしは幸せだってば!」
朋久先輩の力のある視線に、あたしはごまかすように乱暴にジョッキをテーブルに置いた。
いつだって、先輩は先輩の正義を生きていて。
まっすぐで、たくましいと思うけど、あたしには残酷だ。