世界の果てで、恋の続きを。【先生×生徒】

事後のなんともいえない匂いの残るベットで、片瀬くんは中々あたしを離そうとしなかった。

まるで、手を離したその瞬間に、あたしが消えるとでも言いたげで。
可愛いなと思うと同時に、少し可哀相なことをしているなと素直に思った。


言うの忘れてたんだけど、と。片瀬くんはあたしを背中から抱きしめたまま口を開いた。
しょうがないからあたしはそのままにさせておく。
こんな風に、セックスの後ゆっくり抱き合っているのなんて、いつ以来だろう?

まぁ、まだ夕方だし。7時までに帰ったら、先輩には問題ないでしょ。

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