くりぃむ
「なぁ昂〜?」

「なに?」

学校までの道のりを
歩いていると急に
碧が僕に話し掛けてきた。

「学校だるいからさぼってい?」


僕を上目遣いで見ながら
頼み込んでくる。

「だぁーめっ!

「ぇー!!!!っんでだよ」

「だって僕が寂しいもん」


「じゃぁ昂も行きゃいいじゃんか」
「僕は生徒会長様だよ?生徒の手本になんないとだめなんだよ」

「ん〜…なら学校さぼるのもひっつの手本っつーことで!!!」


「だぁーめっ!」










「……………………昂のケーチ」


「碧のわがまま」













「…………………………ムゥ」












それきり僕達は黙り込んだ。
< 2 / 3 >

この作品をシェア

pagetop