他人の恋愛話に興味はねぇ
「中学生のあそこってそんなに臭いのかな。
俺がエッチした女の子って、みんな無臭だったからな。
そんなに臭いのかな、中学生のあそこって」

困惑した俺と恭平に、村上はようやく気付いたようだった。

「あれ、みんなどうしたの?
ほら、ツモってよ」

笑っていいのか、突っ込んでいいのか、
話のえげつなさに、思わず黙り込んでしまった。

タシロ一人だけが、顔を真っ赤にさせていた。

「村上!中学生じゃねーよ、高校生だっつーの」

「高校生ー。
ひゅー、さすがやりチン、タシロ」

恭平が軽く口笛を吹く。

中学生も高校生もそんなに違いはなかろうに。
別に嘘つかんでも。

ぽかんとした表情の村上が口を開く。

「じゃあ、その高校生のあそこが臭かったんだ。
腐ったチーズの匂いだっけ?
ドロドロした白いものがいっぱい出てきたって」

「わーわー!
ばか、もういい、村上、頼むから何も言うな」

俺と恭平は苦笑する。


でもちょっと羨ましい。


臭いとか、白いものがドロドロ出てきたとか、
そんなこと以前に・・・
俺は女性のアソコを生で見たことがないのだから。
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