他人の恋愛話に興味はねぇ
「気がついたら俺、素っ裸になって、同じように全裸の由美子の上にまたがってた。
四つんばいになった彼女の背中に乗って、左手で髪の毛を引っ張りながら、右手で尻をバシバシ叩いてた」

「そ、そんなぁ、あんまりだよぉ、恭平、あんまりだ」

何故か悲しげに大粒の涙をこぼしている村上。

「なに泣いてんだよ、そこ泣くとこじゃねーだろっ」

まったく、図体ばかりでかくて、こいつの頭の中は一体どうなっているのか?


「はっと我に返って、自分が叩いた(と思われる)由美子さんの尻を見たら、右も左も真っ赤に腫れ上がっていたんだ。
一体誰が?
なんて思ったりしたけれど、俺しかいないんだよね。
さっと、背中から飛び降りて『すみません、俺、なにがなんだか』と謝りかけたら、由美子さん『もっともっと、ぶってー』って言うじゃん。びっくりだよ」


SMだ、SMの世界だ。


知識の乏しい俺なりに一生懸命想像してみたけれど、目の前にいるこの童顔の恭平が、女の背にまたがっているという姿がうまく描けなかった。


やべっ、勃起しちまった。


村上など、露骨にジーンズの上から自分の股間をまさぐっている。


タシロも前屈みになって、変な姿勢。


「はあ、はあ、はあ」


うひー、洋子さん、息遣い荒すぎ。
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