他人の恋愛話に興味はねぇ
「うーん、ちょっと違う。
俺が言ったことに対して、恥じらった由美子の姿に興奮したんだ」

「そっか、よくわかんないけど、そういうこった。
で、ベッドに押し倒し、気がついたら髪を持って引きずるわ、尻は叩くわで、サド男恭平が誕生してたわけだ」


それと、マゾ女由美子も、誕生ね。


そっと村上の顔を覗くと、口は半開きで目は天井を彷徨ってる。


どうやら本当にイってしまったようだ。
ある意味幸せな男。


げっ、洋子さんも股間に手を挟んで放心状態。
どうりで静かだと思ったら。


「最高のセックスだった。
あんなに気持ち良かったのは初めてだった。
由美子もこんなこと初めてだって」


「それでおまえらの付き合いが始まったんだな」


「うん。それでまた明日も会おうってことになって・・・」


恭平の歯切れが悪くなった。


「次の日、待ち合わせのカフェに行ったら、由美子は先にいて、手を振ったんですぐに分かったんだけど・・・」


「・・・だけど?」


「友達を2人連れてきていたんだ。
香織さんと加奈さんを」


「えっ!誰だって?」
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