CRYSTALROSE
拓「やめろ空。
死にたくないならもう
「あんた感情を押し殺してる
心がないんじゃない
悲しみも苦しみも
全てをなくすには感情を切り捨てるしかない
認めたくないから知りたくないから感じたくないから
感情は決して見せないんだ」…!?」
いきなり肩を掴んできた平澤の言葉も無視して私は言った
空気が恐ろしい…
否
恐ろしいなんてもんじゃない
これは
殺気だ
ル「さっきから何だ?
お前
殺すぞ」
その瞳は青空なんかじゃなくてビー玉のようなものがうめこまれているように感情がなかった
ってゆーのは嘘でー☆
怒という一文字がピッタリな感情がにじみ出ていた
それを見た私は嬉しすぎて
「ほら!!なっ!?ば平澤!!あいつにも感情があるだろ!?」
拓「は!?お前殺されかけてんのに何脳天気なことほざいてんだよ!!」
何がおかしいの?ってぁあ私の反応か!!
また見ればさっきよりも殺気の帯びた瞳
なんか面白いな!!
私はこれ以上にないほどの笑顔をすると
「じゃあ普通の人がするように逃げますか!!」
能力を使って逃げようとした
けど一言言い忘れていたことを思い出し動きを止める
「そうそう
私は死ぬのは怖くない
だから
いつでも
私を殺しにおいでよ
龍崎先輩?」
そして私はその場を後にした