ツンデレプリンス
「それは逆に不純だ!健康な男子高校生とは呼べぬ!」
「何言ってんだよ……」
「あ……いや、なんでもないです」
口に出てしまった。
「それより早く終わらせるぞ。明日もまた会わなきゃいけないなんてことになったら、オレが困る」
「私も困ります」
別に週末に何か用事があるわけじゃないけどね!
「おおまかな内容は考えてるんだろうな?」
企画書とシャーペンがテーブルに置いてある。
「当ったり前田のクラッカーだよ!」
「古……」
一条に嫌な顔をされながらも私はおおまかな内容をプレゼンした。