君へ
でんわ
いつも気まぐれ

いつ鳴り出すかわからない


寝てたら君から電話


つい不機嫌な声になる


ただ声が聞きたかっただけって

君は謝る


相変わらず不機嫌な声で応える

しばらくして電話が切れる



また寝てたら

君から電話


さらに不機嫌な声になる

もう少しだけ

声を聞きたくなったって

君はまた謝る

思わずため息


でもね、本当は嬉しいよ


だって

私も聞きたかったから


君の声を
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