【連作】腐女子におくる迷作童話集2
赤ずきんは、かなしくなりました。

お母さんのいいつけどおり、寄り道などしなければよかったのです。

飛んでいったワインや、苦しむ声など、ほうっておけばよかったのです。

ワインが飛んでいったそもそもの理由には、わざと気づかないようにして、赤ずきんは後悔しました。
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