届かない
クラスの中の悪そうな人たちが
この声の持ち主に向かって一言。

「よっ、みや。おめぇ来んの遅ぇんだよ」


………み、みや…??


その悪そうなグループの人たちと話して

こっちにどんどん向かってくる。
どんどんどんどん。


ガタッ

椅子に座る音がした
その音の方を見たら…

私の隣の席だった


「さ、佐藤雅…!!?」


思わずさけんでしまった



「あ??…アンタだれ??」








これが私とみやが初めて喋った日
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