Strawberry on the shortcakes



それから


修ちゃんは毎朝 私を迎えに来て


帰りも ほとんど送ってくれて


そのまま家で二人 夕食を作って食べる毎日が続いた



お昼休みなんかも わざわざ1年の教室まで来て


紗智や私の友達と
お弁当を食べて行った



おかげで いろんな学年のお姉さま方から呼び出しされて



「私は従姉妹です」ってセリフを何回言っただろう



2学期に入って


先生と話すことがなくなって


授業以外は学校の中


先生を見つけることが
できなくなった



私の隣には


視界を狭める高い壁のように


いつも修ちゃんがいた―――――――――――――






< 151 / 283 >

この作品をシェア

pagetop