Strawberry on the shortcakes



うぐぐ……先生、重いっ


やっとの思いで先生をリビングのソファーへ座らせる


―――――ドサッ


やれやれ


先生から身体を離す瞬間


黒い丸い目が私を見つてめる


ソファーに座ってた
テディベアだ



テディベアと目と目が合った時
なんだか妙な気分になった


先生の肩を支えてた
腕をゆっくり放しながら


これから、どうしよう……


って考えた時



ダラリと下がってた先生の腕が
………スッと上がり


私の頭と肩を包み抱き寄せる



ソファーに座った先生と
向き合う形だったから
すっかり私は体勢を崩して
先生のひざに乗ってしまった



ぎゃあぁぁぁぁぁぁ


なんで?なんで?なんで?


なんで私を抱きしめるの?
せんせぇ~~~~




熱い熱い先生の胸に
頬がついて



トクン、トクン鼓動が聴こえる


この鼓動は先生のなのか
私のなのか?



混乱した頭の中
全くわからなかった



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