Strawberry on the shortcakes




先生はアゴに手を当てて少し考えるような表情をしてから



「一緒に食べる?」


そう訊いた



「え?」



私が訊き返すと



「夕食。オレの家で食べて行きなよ
こんな時間に面倒だし危ないだろ?」




夕食


先生のお家で


ゆゆゆゆゆ夕食~~~~



「いいんですか?」


グッと手を握りしめて私が言うと



「もちろん。
オレも1人で寂しいし」



ニコッと先生が笑顔を私にくれた



私だけの笑顔だぁ




頭の中で金髪くるくるパーマの天使が2、3人ラッパを吹いて私を祝福してた




「部屋の鍵かけて
こっちにおいで」



「はい!」



今日の作戦、120点どころか
10000点だよぉ


ふにゃっと
緩みっぱなしの顔で

部屋に鍵をかける私を


先生は 優しい目で じっと見てた




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