◇禁断恋愛◆
『酷いよ・・・そんなのより、聖夜が私の事好きじゃないって方が辛かったよぉ・・・っ・・・』


そう言って日菜は俺の胸の顔を埋める


涙は止まらなくて・・・・


こんなに・・・辛い思いさせてたんだ・・・


だけど・・・泣き顔見たくなかったから


俺が日菜から離れればいつか笑ってくれると思ったから


「・・・俺が離れたら・・・いつか日菜が笑ってくれると思ったんだ・・・」


『そ、そんなわけないよ・・・ずっと寂しくて・・いつも泣いちゃって・・・・』


いつも・・・・・・?


そういえば、最近いつも日菜の瞼は赤くて


なのに・・・・気付かないふりしてた・・・


自分が傷つくのが怖いから


ごめんな、日菜・・・・


こんな俺でごめんな・・・
< 60 / 76 >

この作品をシェア

pagetop