◇禁断恋愛◆
次の日は、学級連絡網で休みだって回ってきた


雪はまだひどくて、止みそうにもない


俺は、私服に着替えてリビングに降りた


「母さん、日菜は?」


「だいぶ熱下がったわ。もう大丈夫だと思う!でも今日は休みでよかったわ・・・何かあったら電話して」


そう言って母さんは手早く朝食を作ると家を出た


俺はリビングに一人残され


いつも朝食を食べる気になれない俺は飲み物だけ飲んでソファに座った


日菜・・・まだ寝てるんだ・・・・・


テレビをしばらく見てると階段を下りる音がした


そして、リビングのドアが開いて、日菜が入って来た


『ぁ、聖夜・・・おはよう。今日休みなんだね』


「あぁ、うん・・・こんな大雪だし」


日菜は、テーブルの上の朝食を食べて、それからまた身支度しに上がった


そっか・・・今日は日菜と家で二人なんだ


日菜は、また降りてきた


『聖夜ぁ・・・暇だね、何する?』


そう言って俺の隣に座った


家に、一日二人になんて・・・出来ればしないでほしいのに


いつ、理性持たなくなるかわからないから

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