私の彼はやさしい人?!


「ねぇ陽一。やっぱり行かない方がいいんじゃない?」


「えっ?何で?」

陽一は私の手をブンブン揺らしながら言った。

少し手が痛いけど陽一と手を繋いでいるのが嬉しくて陽一には言わない事にした。


「だって私場違いじゃない?」


「なんだ。そんな事気にしてたの?大丈夫だって。昨日上の人にちゃんと俺の彼女来るって言ったし」


「でも…私邪魔にならないかな?」


「みんないい奴ばかりだから気にしなくていいよ。」


なっ!と笑いながら陽一は手を繋いでない方の手で私の頭を撫でてくれた


「うんっ!」


陽一に撫でてもらうと少し気持ちが落ち着いた。

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