俺様王子とツンデレ彼女!?
…あたしに呆れた?
そう思うと涙が止まらない
「っ…うぅ…嫌いにならないで…」
あたしは壁からずるずると落ち、
美樹の前で、
雫さんの前で、
泣いてしまった
情けない
悔しい
涙でにじむ中、美樹は雫さんに近づく。
雫さんはどこか満足げに
微笑んでいるように見えた。
雫さんは美樹に手を伸ばす
…しかし美樹は動こうとしない
…なんでよぉ
美樹。嫌だよ…あたしのモノでしょ?
あたしは…美樹のモノでしょぉ?
すると美樹は、