俺様王子とツンデレ彼女!?



バタン!!



あたしが泣いているのに
気づいたあいつは

なぜかすこし悲しげな、驚いた
表情を見せて、

唇を静かに離した。





「…は…最低…」



とっさに出た言葉はコレだった。
あなたに向けた言葉じゃない。


これはあたしが悪い。

困らせるだけだ。


そう思いながらも、あたしは屋上の
どあを開け、

走って出ていた。




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