俺様王子とツンデレ彼女!?



息を切らしたまま、
俺は、

あいつの小さな体に
抱きついた。



「…ごめんな…」
そう、やさしく耳元で呟いた。



聞こえるか、

聞こえないか、


わからないくらいの声で。



今にも壊れそうなあいつの体は
震えていた。


…そんな顔されたら…



俺のSスイッチが完璧入っちまうだろ。

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