【危険なイケメン男の甘甘話】極道の組長が恋したのは敵の毒舌組長だった。
違うよね?世界中の極道はそう思わないかな?



利人に言ってやってほしいな。今度、募集してみよっと!!学校では、あたし一人だけだ、けん玉部に入ってんのは。



「菫ちゃん?」



利人は、今度はあたしにちゃん付けしながら言う。



「何か?」



はいとあたしの手のひらに、お菓子を置いた。そのお菓子をぎゅっと握らせて、利人は微笑む。



「それ、受け取りましたよね?」



「何言ってんの?」



利人は、あたしに背を向けそのまま行ってしまったのだった。



利人のバカ!!



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