【危険なイケメン男の甘甘話】極道の組長が恋したのは敵の毒舌組長だった。
「本当ですから、安心して下さい。でも、気をつけて下さいね?」



「え?」



「相手は、隣町一の極道なんですからね?」



「利人が、勝手に賭けなんかしたくせに!」



利人は、あたしの頭を撫でにっこり笑う。これが、いつもの利人のパターンだ。


大人の魅力で、あたしの怒りをしずめようとするなんとも、卑怯なやり方だ。



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