だいすき!!
深く帽子をかぶっていて、誰だか分からなかったけどよく見ると『航輔』だった。

「あれッ!?瑞稀じゃん!!何でココにいんの??」

航輔は幼稚園の時にあたしの隣に引っ越してきた。
あたしの親は航輔を気に入っていて、小学校・中学校・高校と全部一緒のところに入らされた。
でも、あたしは何も思わなかった。
それが当たり前になってきたし、それに・・・・
あたしは航輔がスキだから・・・

「ココにいてはいけませんかー!!」

あたしは顔を横に背けて言った。

「いやぁ~?だってあいこさん(瑞稀の母)が『瑞稀やっと勉強してるのよッ』って言っ
てたぜ??
まぁ、どーせやってねーとは思ってたけどな!!笑」

ッもう!!あの人はッ!!よけーなコトばっか言うんだから!!!

「あっそ!!でも、あたしだってする時はしますから!!」

カワイゲのない言葉・・・

「ホントかよ!!期末俺に負けてたくせに??」

口元が「ふッ」とバカにする感じに笑って言われた。


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